『clear noise』歌詞と作詞者コメント

 1998年8月14日、コミックマーケット*54において、clavecinのファーストアルバム『clear noise』が発表され、同時に頒布開始されました。
 clavecinは、Masao氏の呼びかけによりマスターネット*のSIG*[コンピュータで音楽を!]のメンバーを中心に結成された音楽制作ユニットです。音楽知識を持たない私が加わっていることからも明らかなように、それぞれに特技を持った個性的な人材が7人揃っています。スローガンは「DTMが好きだけど、それだけじゃつまらない」というところでしょうか。
 『clear noise』には、Masao氏の曲と私の歌詞からなる歌モノ11曲と、YUKI氏によるインストゥルメンタル1曲の、計12曲が収録されています。Masao氏とRitsuko氏が分担してヴォーカルを担当する歌モノも様々な曲調が揃い、各メンバーのアレンジも冴えて、実にバラエティに富んだ仕上がりになっています。
 私が制作を担当したブックレットとジャケットにも、ぜひ注目してください。(笑)

 なお、clavecin公式サイトでも各種のご案内を掲載しています。興味のある方はご覧ください。

 このページには、私ユージが担当した歌詞の紹介と、作詞者としてのコメントを掲載しています。

『clear noise』の歌詞について

 曲調がバラエティに富んでいるので、私としても色々な味を出してみたいと思って書きました。普段ならまず書かないようなストレートな表現を使ったりとか、そういう実験的なことが多かったので、今見てみると完成度としてはイマイチかなという気がしますが、その分勢いはあるんじゃないかと思っています。
 残念なのは、ちょっと暗い感じの歌詞が多くなってしまったこと。それぞれの曲調に合わせたつもりではあるんですが、もう少し何とかなったかなという気もしています。次の機会には、もっと明るいものをいくつも書いてみたいですね。
 それにしても、作詞にかけられる時間が短かったのはやはり大変でした。結局11曲分の歌詞を書いたわけですが、この内の9曲は3週間あまりの間に書いたものです。それも一つの創作の方法だと思うことは思いますが、今度やる時にはせめてもう少し時間をかけたいです。(笑)

各曲の歌詞とコメント


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